屁分身の術

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 「なにやつ、待てい!」 侍はすばやく追ったが、忍びのほうが速かった。姿を一瞬見失ったと思ったが、なにやら塀の前で忍びはもたついているようだった。その忍びには密談を聞かれたうえに計画書まで盗まれている。生かして返すわけにはいかない。

 侍は気配を消し忍びの背後に近寄った。まぬけな忍びだ。塀の前でまたつくとは。そして息つく間もなく刀を抜き、斬りつけた。 が、手ごたえはない。おかしい、と思ったと同時だった。背中を突かれたと感じたと同時に侍の体は痺れ、そして息絶えた。

 屁を切りつけるとは間抜けな侍よ。そう思ったか思わなかったか。忍びは夜の闇に消えた。

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忍者から見るとお侍は遊び相手のイメージがありますね。







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