屁ダンク

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 2015年は国際試合の出場停止の制裁処分を受け、川渕三郎氏の豪腕で日本リーグの統合などのゴタゴタの中、女子日本代表チームがオリンピック出場を決めたバスケットボールでも屁圧は有効です。

 パスを受け、ゴールまで飛んでストンとシュートです。ドリブルも必要ありません。トラベリングもとられません。ダンクしまくりです。背の低い日本人には世界との差を縮めることのできる能力でしょう。より高く、長く跳びたいというプレイヤーの願いをこめてNIKE社がFLIGHTというシューズを発売しました。その願いをかなえたのはシューズではなく、屁圧でした。

 しかし、アメリカプロバスケットボールリーグのNBAには高さ3m5cmのゴールに楽々手が届く選手だらけです。安易に屁圧で飛んでダンクなんてしようとしたらゴール寸前ではじかれてしまいます。パワーも半端ではありません。屁圧でシュートするにも彼らのディフェンスをかいくぐらなければなりません。簡単なことではなさそうです。

 バスケットボールに限らず、屁圧はひとつの能力にすぎません。使いかた次第で屁圧で有利になることはありますが、それだけでゲームを支配できるわけではないのです。








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