屁のカッパ

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「とても簡単なこと」 「たやすいこと」などという意味の屁のカッパ。しかし、屁のカッパを実現するのは簡単なことではありません。見える屁クノロジーと繊細な屁圧コントロールで形作っていくわけですが、絵心も必要ですし、だらだらしていては屁は空気に流されて消えてしまいます。屁のカッパを作れるのは屁圧の達人ということになるでしょう。

 長年の修行の末、屁のカッパを作り上げた屁仙人は山にこもっていました。そもそも、屁で生き物を作ろうと思ったきっかけは、子供を喜ばしたいと思ったからです。子供は屁で笑います。その屁でかわいらしい動物でも作れば子供はもっと喜ぶと思ったのです。子供の人気者になりたかった彼は密かに山で3D屁の練習を始めました。しかし、それは一朝一夕でできるようなたやすいものではなありませんでした。そして、長年のときを経て3D屁は完成したのです。

 彼は喜び勇んで村へ降り、川遊びをしている子供たちを見つけました。子供たちを驚かせたい彼は岩影に隠れて、屁を放ちました。遊んでいるところへ可愛い動物でも現れれば子供たちは喜んだのかもしれません。彼の感性は長年人と会っていなかったことで、ガラパゴス化して大変独特のものになっていました。そして、その感性は屁で作り上げたものにも現れました。それを見た子供たちは恐怖におののき、泣き叫んで逃げ惑ったのでした。彼がその独特の感性でつくられたものこそがカッパだったのです。

 もしかしたら、日本古来のカッパ伝説は屁だったのかもしれません。

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ブログ村の子供たちには笑顔をあげたいですね。

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