地区予選に向かう上杉和也に屁圧があれば、南と達也の三人の関係はどうなっていたのでしょうか。南の悲しみの涙はなかったかもしれません。ドロドロしたものになったかもしれません。達也はボクシングを続けていたのかもしれません。
なにをどう思っても和也に屁圧はありませんでした。しかし、屁圧があればなくすことができる悲劇がこの世にはあるということです。過去は変えることはできませんが、過去を踏まえて未来を変えることはできます。未来を変えるのは、現在何を考え実行しているか、ということです。
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