屁スパイ

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 つまらん仕事を引き受けてしまったものだ。そういってヘームズ・ボンドは夜の大使館に忍び込んだ。今回の任務は大使が密会している相手と一緒にいる証拠写真をとるということだ。大使館に警備は堅く、大使本人も慎重な人間だ。簡単な仕事ではない。だからこそヘームズ・ボンドの出番なのだ。
 
 俺はニッポンのニンジャじゃないんだぜ、勘弁してほしいもんだよ。そう心の中でつぶやいて、屋敷を確認した。明かりの漏れている窓は3階にひとつだけ。あそこか。壁を触るとセンサーで警報がなる仕組みだ。よじ登ることはできない。

 ここからがヘームズ・ボンドのスパイテク。彼は静かに屁を放ち、3階の明かりの窓まで飛び上がり、そこからなんとホバリングして落ち着いて写真を撮った。ドローン顔負けである。まさにヒューマンドローン。

 なるほど、これは俺がかり出されるほどのスキャンダルだな。そう心の中でつぶやいて夜の空に消えた。

・・・・「私が愛した屁スパイ」



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日本の屁スパイこと屁忍者シリーズ



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かつてガキの使いで、屁を放つごとにフランス料理を食べれるゲームの企画がありました。



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