立会いに緊張が走る。屁圧で突進されれば横綱といえども押し切られる可能性は十分にある。だからといって、流してしまうような相撲は横綱として許されるわけではない。勝ちにこだわれば、単純に横に体をかわせば確実なのだろうが、強烈な突進を受けてこその大相撲だ。ここは受けてたつ!横綱には決意の表情が浮かんだ。
そして時間いっぱい待ったなし。両者ぶつかりあう。と思いきや、屁之島は飛び、横綱の背中をはたき込んだ。意表をつかれた横綱はたまらず、土俵に突っ伏した。
立会いの際の決意の表情が横綱の敗因だった。一瞬の表情が屁之島を飛ばせた。相手の勝ちへのこだわりを読んでいれば結末は変わっていたかもしれない。
・・・・「相撲ライターが見た屁力士」
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屁の相撲シリーズ
・屁りだし
・屁のつっぱり
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