スキージャンプは野球やラグビーといった球技と違い、個人競技で対戦相手もいません。競争相手は記録を底上げするためのカンフル剤的存在です。目標は自己ベストであり、誰よりも遠くへ飛ぶことです。つまり記録との戦いです。順位はその日に最善を尽くした中で一番の記録を出した選手という考え方もできます。屁圧選手と非屁圧選手とで記録に著しい差が出るのであれば、ジャンプとフライトで非屁圧と屁圧で競技を分けるのは仕方のないことかもしれません。
こういう競技が分かれてしまうと、ありがちなのがジャンプの選手とフライトの選手のいがみあいです。「屁で飛ぶのは反則だ」「飛べない豚どもが」みたいなことです。伝統の競技の選手というプライドと新しい競技の格を上げたいとはやる気持ちのぶつかり合いもあるでしょう。が、このいがみ合いはまったくの無意味です。同じスキーヤーとして、お互いに敬意を払いプレーを称えあうのがスポーツマンシップです。
と、わかっていてもいがみ合うことになるでしょう。スポーツマンだからといってスポーツマンシップを持っているわけではないのは、いつの時代も世界のどこでもそうなっています。
珍しいスキージャンプの漫画です。
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